実際に3ヶ月使ってみて、正直なところを書く。
結論から言うと、2026年のNotion AIは「使えるやつ」になった。ただし全員にそう言えるかというと、そうでもない。使い方がはまる人と、月額を捨てる人に、けっこうはっきり分かれる。
Notion AIで実際に何ができるか
NotionのAI機能は、大きく三つに分類できる。文章の生成・編集、Q&Aによる社内ナレッジ検索、そしてデータベースとの連携だ。
文章生成はもはや標準装備の感覚で、議事録の要約や日報のたたき台を作るのに使える。「AIが書いた文章そのままで出すのは、まだ早い。でも下書きとして使うなら話は別だ。」というのが正直な評価で、自分の言葉に直す前提で使えば時間は確実に短くなる。
Q&A機能は、Notionに情報が集まっているチームほど効果が大きい。「あの仕様どこに書いてあったっけ」という検索を自然な質問文で投げると、該当ページを引用しながら答えてくれる。これが地味に便利で、ドキュメントが増えれば増えるほど価値が上がる。
2025年末のアップデートで何が変わったか
2025年後半に入ってから、Notion AIの精度は体感でわかるくらい上がった。以前は「それっぽいけど外れてる」回答が多かったQ&Aが、ちゃんとページの文脈を読んで返すようになった。
もうひとつ大きかったのが、データベース操作との連携だ。「先週完了したタスクを一覧にして」という指示で、フィルタをかけたビューを自動で作れるようになった。これはNotion単体ではテンプレを探したり手動で設定したりしていた作業で、地味だけど毎週やっていたことが消えた。
向いている人・向いていない人
Notion AIが本当に刺さるのは、すでにNotionをメインのワークスペースにしている人だ。議事録も仕様書もタスク管理もNotionに入っているなら、AIが横断的に検索・編集してくれる恩恵を最大限に受けられる。
逆に、NotionをメモアプリかToDoリスト代わりに使っている人には過剰だと思う。ChatGPTやClaudeを別途使っているなら、そちらの方が文章生成の質は高い場面も多い。Notion AIは「Notionの中で完結できること」に価値があって、汎用AIの代替にはなりきれない。
月額の費用対効果
Notion AIはPersonalプランで月額10ドル(年払い)が追加でかかる。チームプランだとメンバー数に応じて変わる。
個人で使う場合、週に5時間以上Notionで作業しているなら元は取れると感じた。議事録の要約だけでも、毎週30分かけていたものが5分に縮まる。月換算でそれなりの時間が返ってくる計算だ。
ただし、チームで使う場合はメンバー全員が使いこなせるかどうかで費用対効果が変わる。使う人と使わない人が混在すると、コストだけかかって恩恵が薄くなる。